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仕手株
仕手株とは、仕手が利益を得るために利用する、投機的な取引の対象となりやすい株式のこと。主に、株価500円以下の低位株で発行株数の少ない小型株がそのターゲットになる事が多い。仕手筋は優良企業ではなく、むしろ「賛否両論があるような銘柄」を、人気のない間に買い集める。
今まで、半年〜数年の長期低迷していた銘柄が、大した理由もなく突如として暴騰した場合には、すぐに「仕手の介入があった」と専門家や投資家達にも判断される。
その際には、電子掲示板では「神が降臨した」などと比喩されるほど、一気食いで株価が急上昇する。また逆に、売りに入った時には、一気に株価が急落するなど、その影響力は凄まじい。
仕手とは
仕手(して)、あるいは仕手筋(してすじ)とは、人為的に作った相場で短期間に大きな利益を得ることを目的に、主に株式市場で大量に投機的売買を行う者のことをいう。英語のSpeculator(投機家)に相当するが、摘発が厳格でない事を逆手に、脱法・違法まがいの手法を取り入れ価格操作をおこなう不正な売買筋のことを「仕手」と呼ぶことがある。
概要
仕手は通常、数億〜数百億円の投資資金を武器に、様々な投資知識を利用して、利益を得ようとする者のことを言う。個人一人だけの場合もあるが、複数人の投資グループで、計画的に行う場合も多い。
ひとたび仕手が動くと、その動向は一目瞭然に分かるほど、株価が急変動する。電子掲示板などでは、「神」「大人」とも呼称されるほど、影響力の強い存在である。
「仕手」の名前は能の「シテ方」(主役)に由来するとされる。
仕手戦
仕手戦とは、仕手と呼ばれる投機家同士が、売りと買いに分かれ争い、投機的な売買で利益を得ようとする相場の状況である。安値の株を大量に買い続けて株価を急激につり上げる買い方、割高と思われる株を大量に売り続けて株価を叩き落とそうとする売り方、双方の激しい争いになる。山一證券による旭硝子仕手戦などが有名(山一證券参照)。だが近年では、市場参加者の増加や海外資本の流入などにより、大規模な仕手戦は発生しにくくなっているという。
仕手筋の手口
選別
仕手筋は、常にターゲットとなる銘柄を吟味している。あまり経営が思わしくなく、長期的に株価が低迷している銘柄に、狙いをつける。
仕込み
仕手のターゲットが決定したら、一気に買い集めるのではなく、静かに少しずつ市場の噂になりにくい様な単位で、ある程度の期間をかけて買い集める。そのために、「風説の流布」や「見せ板」などの違反行為を駆使しつつ、株価を低く維持する。
つり上げ
ある程度の株が集まった段階で、今度は株価のつり上げにかかる。それは今までの静かな買いではなく、一気に今までの何十倍もの買いを入れる。そこで株価の上値が軽ければ、一気に株は急騰し値上がり、値上がり率ランキングの上位に顔を出すことになる。また仲間同士で株式の売買(循環取引)を繰り返すことで出来高急増を演出したり、価格維持のための見せ板や仲間内での通牒仮想売買で株価を吊り上げるなどの違法行為をおこなう場合もある。
提灯
マスコミやネット掲示板などに情報を流すことで、「提灯」と呼ばれる相乗りの買いを誘う。上値が軽く、出来高が急増して値上がりだすと、買いが買いを呼んで、さらに株価が騰がる。
振るい落とし
あまりに一本調子に株価が騰がると、他の参加者に警戒感があらわれ売り方が極端に少なくなったり、他の買い方(提灯筋)が様子見にまわるため仕手筋は持ち株を売り逃げるチャンスがなくなってしまう。
そのため、何回か株をまとめて売って瞬間的に株価を下げ、意図的に押し目を作ることで過熱しすぎないようにする。「冷やしを入れる」とも言う。
売り逃げ
十分に利益が出た所で、かなり早い段階で売り逃げる。この後にも、一般投資家がトレードを続け、誰が「高値つかみ」をしてババを引くか……という「度胸試し」が始まる。
急落
一般的には、まもなく株価は急落し、一過性の祭りが終わる。出来高の少ない状態になり、高値掴みした仕手の犠牲者は、売るに売れない「塩漬け」状態に陥る。もしくは、急落に耐え切れずに、泣く泣く「損切り」を余儀なくされる。
仕手グループ
仕手株を操る「仕手集団」には、大小さまざまなグループがある。
背後に政治家、企業、実業家、金融機関、裏金、宗教団体などがいて、さまざまな目的から資金を集めるグループ。
自らの資金でもって単独で「仕手戦」に挑むグループ。
投資顧問会社などを使ってお客の金を集めた後、特定の銘柄を買い集め、上得意のお客(上級会員)の利益を確保させるグループ。
……など、そのやり方は千差万別である。
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